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学ぶ・教える.COM > 中学受験 > 算数 > 平均算 > 練習問題3 > 解答
 講座・問題集
 
(解答)
 
時速=距離÷時間で求められるので、A君がスタートからゴールまでの所要時間を最初に求める。
中間地点までの距離=10km÷2=5km
中間地点までの所要時間は、
5km÷ 12km/h = 5 時間
12
中間地点からの所要時間は、
5km÷ 8km/h = 5 時間
8
スタートからゴールまでの所要時間は、
5 時間 + 5 時間 = 25 時間
12 8 24
よって、A君の平均時速は、
10km÷ 25 時間 = 240 km/h =9.6km/h
24 25
(答) 時速9.6km
 
【注】
(12km/h+8km/h)÷2=10km/hで時速10kmとするのは間違いです。
この場合、正確に計算しなくても時速10kmではないと気付くかどうかが、志望校合否の分かれ目になります。とくに、難関校を志望する受験生は、だいたいこれぐらいの範囲に正解が納まるという見当を設問を読み終えた時点で付けておくセンスが必要です。
つまり、「平均時速は時速12kmと時速8kmを単純に2で割った時速10kmよりも少し遅くなるにちがいない」といったことを瞬時に見抜くことが要求されるのです。
そうすれば、計算間違いをして予想外の答が出たときに、その間違いに気付き修正することができます。
たとえば、この問題の場合に、最後の割り算で分母と分子を入れ替えず、結果的にはかけ算になってしまったとします。すると答は、
250 km/h = 10 5 km/h
24 12
となり時速10kmより速くなります。
しかし、正解の予測ができていれば、どこかで間違ったことに気付くのです。

計算間違いのようなケアレスミスは、いつでも誰にでも起こりえます。ミスをしても失点につなげない安全装置を用意しておきましょう。

 
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