平家物語・巻第二(原文・現代語訳)

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■ 平家物語・巻第二
あらすじ  栄華の絶頂を極める平氏に対し、勢力の衰えを隠せない朝廷、貴族、宗教界。院の近臣で加賀の国司藤原師高、同目代師経兄弟による荘領没収事件に端を発した後白河法皇と比叡山延暦寺との対立は、天台座主の遠流という前代未聞の事件を引き起こし、朝廷の統治能力の欠如と仏教の権威失墜を露呈する。こうした状況下、清盛は院宣を受けて比叡山を牛耳る下級の僧、堂衆を攻撃する。堂衆の抵抗は予想外に頑強で、官軍は敗退。結果として、延暦寺は荒廃し、衰弱する。その間、平氏打倒の動きを鋭く察知した清盛は、鹿ケ谷の陰謀に加担した者たちを次々と粛清するのであった。
□ 平家物語・巻第二の原文・現代語訳(口語訳・解釈)
座主流 治承元年五月五日…』 : 明雲、天台座主を解任される
  同十八日、太政大臣以下の公卿十三人…』 : 明雲の罪科に関する評定
  この明雲と申すは…』 : 明雲とは
  同二十一日、配所伊豆国と定めらる…』 : 明雲の配流決定
  同二十三日…』 : 明雲、配流先に向けて出発
  山門には大衆起こつて僉議す…』 : 比叡山宗徒の決起
一行阿闍梨之沙汰 十禅師権現の御前にて…』 : 比叡山宗徒による明雲の奪還
  大衆、国分寺へ参り向かふ…』 : 明雲の躊躇
  ここに西塔の住侶…』 : 悪僧祐慶登場
  大講堂の庭に輿かき据ゑて…』 : 祐慶の演説
  大衆、先座主をば…』 : 一行阿闍梨の逸話
西光被斬 さる程に、山門の大衆、先座主を取りとどむるよし…』 : 西光、比叡山侵攻を後白河法皇に奏上
  新大納言成親卿は…』 : 多田行綱の苦悩
  同五月二十九日のさ夜ふけかたに…』 : 行綱の裏切りで鹿ケ谷の陰謀発覚
  入道大きに驚き…』 : 清盛、軍勢召集
  明くれば六日一日なり…』 : 清盛、後白河法皇の策動を封じる
  太政入道、まづ雑色をもつて…』 : 清盛、藤原成親を誘き出す
  西八条近うなりて見たまへば…』 : 成親他、鹿ケ谷の陰謀に関与した者の逮捕
  西光法師このこと聞きて…』 : 西光捕縛
  西光もとよりすぐれたる大剛の者なりければ…』 : 西光、拷問の上、斬首
  嫡子前加賀守師高…』 : 嫡子師高他、西光一族の処刑
小教訓 新大納言は、一間なる所に押し込められ…』 : 清盛、成親を尋問する
  入道なほ腹をすゑかねて…』 : 清盛、成親を拷問する
  新大納言は、我が身のかくなるにつけても…』 : 成親、重盛に救出を期待する
  そも大納言をば、いづくに置かれたるやらん…』 : 重盛、成親を捜索
  父の禅門の御前におはして…』 : 重盛、成親の助命を清盛に進言
  一年故少納言入道信西が…』 : 重盛、清盛の説得に成功
  その後大臣中門に出でて…』 : 重盛、警固の武士に成親を殺さぬよう警告
  さる程に、大納言の供なりつる侍ども…』 : 成親の子、邸宅から避難
  その辺なる僧坊に下ろし置き奉つて…』 : 成親一家の凋落
少将乞請 丹波少将成経は…』 : 成親の子成経、後白河法皇に拝謁
  舅の宰相の許へ出でられたれば…』 : 成経の乳母の嘆き
  西八条より、使しきなみにありければ…』 : 平教盛、娘婿である成経の助命を清盛に嘆願
  季貞帰り参つて、この由宰相に申しければ…』 : 教盛、説得に成功
  少将待ち受け奉つて…』 : 成経、父、成親の安否を気遣う
教訓状 太政大臣は、か様に人々あまたいましめおいても…』 : 清盛、後白河法皇幽閉を計画
  主馬判官盛国、急ぎ小松殿へ馳せ参つて…』 : 重盛、清盛を説得するため西八条へ急行
  大臣は、舎弟宗盛卿の座上につきたまふ…』 : 清盛の法皇幽閉計画に重盛反対を表明
  まづ世に四恩候ふ…』 : 重盛、朝廷の御恩を力説し、説得
  聖徳太子十七ケ条の御憲法に…』 : 重盛、聖徳太子の憲法十七条を引き合いに出し、説得
烽火之沙汰 これは、君の御理にて候へば…』 : 重盛、忠孝並び立たないことを嘆く
  かの蕭何は、人功かたへにこえたるによつて…』 : 重盛、漢の功臣、蕭何の受刑を例に説得
  太政大臣も頼み切つたる内府は…』 : 清盛、重盛に釈明
  主馬判官盛国を召して…』 : 重盛が屋敷に軍勢を召集し、それを聞いた清盛は法皇幽閉を断念
  小松殿には、盛国承つて…』 : 重盛、幽王の故事を語る
  君君たらずといふとも…』 : 後白河法皇、重盛を絶賛
大納言流罪 同六月二日、新大納言成親卿をば…』 : 成親、京から護送される
  こは、いづちへやらん…』 : 成親、摂津に到着
  新大納言、既に死罪に行はるべかりし人の…』 : 成親の前科
  同三日、大物の浦へ京より御使あり…』 : 成親、流刑地の備前児島に到着
阿古屋之松 大納言一人にも限らず…』 : 成経、清盛に呼ばれ、福原に下向
  少将は、今年三つになりたまふ幼き人を…』 : 成経と息子の別れ
  新大納言は、備前の児島におはしけるを…』 : 成親、有木の別所に移転
  その時、少将涙をはらはらと流いて…』 : 阿古屋之松の逸話
大納言死去 さる程に、法勝寺の執行俊寛僧都…』 : 鹿ケ谷の陰謀の関係者三人、鬼界が島に流刑
  さる程に、新大納言は、少しくつろぐこともやと…』 : 成親の出家
  大納言の北の方は、都の北山…』 : 妻から成親への使者、源信俊
  大納言入道殿は、ただ今も都のことを…』 : 成親、妻からの手紙に嘆き悲しむ
  かくて四五日過ぎければ…』 : 成親、信俊に妻への手紙を託す
  さる程に大納言入道殿をば…』 : 藤原成親、刑死
徳大寺之沙汰 ここに徳大寺の大納言実定卿は…』 : 徳大寺実定、清盛の息子たちに出世競争で敗れ、出家を決意
  重兼、涙をはらはらと流いて申しけるは…』 : 藤原重兼、実定に対し、清盛に取り入る策を授ける
  まことにかの社には…』 : 実定、厳島神社に参詣
  内侍ども…』 : 清盛、厳島神社の内侍から話を聞き、実定を左大将に昇進させる
堂衆合戦 さる程に、法皇は、三井寺の公顕僧正を…』 : 比叡山の内紛
  山門の騒動を鎮められんがために…』 : 下級の僧、堂衆が官軍・学僧連合軍を撃退
山門滅亡 その後は、山門いよいよ荒れはてて…』 : 荒廃する比叡山
  それ末代の俗に至っては…』 : 仏教の衰退
善光寺炎上 そのころ、善光寺炎上の由その聞こえあり…』 : 善光寺の由来
康頼祝言 さるほどに、鬼界が島の流人ども…』 : 平康頼と藤原成経の熊野信仰
  参るたびごとには、康頼入道祝言を申すに…』 : 康頼の祝詞
  よつて証誠大権現…』 : 康頼赦免、帰京を祈願
卒塔婆流 丹波少将、康頼入道…』 : 康頼の吉夢
  康頼入道、古郷の恋しきままに…』 : 康頼、卒塔婆を海に流す
  康頼が縁ありける僧…』 : 康頼の知人の僧、厳島神社に参詣
  いよいよ尊くおぼえて…』 : 康頼の卒塔婆が厳島神社に流れ着き、僧が都に持ち帰って、評判となる
蘇武 入道相国の憐れみたまふ上は…』 : 康頼の歌が都で流行
  古の漢王、胡国を攻められけるに…』 : 漢の大将軍蘇武、匈奴に敗北し、捕虜となる
  田にいくらもありける雁ども…』 : 蘇武が雁に託した手紙が漢の昭帝に届いた後、漢の戦勝により帰国
  李少卿は胡国にとどまつて…』 : 李陵の不幸と康頼及び蘇武の類似
 
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