平家物語・巻第四(原文・現代語訳)

学ぶ・教える.COM > 大学受験 > 古文 > 平家物語 > 巻第四
 
■ 平家物語・巻第四
あらすじ  後白河法皇を京都郊外の鳥羽殿に幽閉して院政を停止するとともに、孫の言仁親王を即位させて天皇の外戚となった平清盛は、完全に実権を掌握し、ここに平氏の独裁は完成した。これを快く思わない源氏の重鎮、源頼政は、後白河法皇の第二皇子以仁王と密かに手を結び、平氏打倒の計画を企てた。しかし、鹿ケ谷の陰謀と同様、またしても計画は漏洩し、戦力が調わないままに開戦を余儀なくされる。頼政以下源氏の一党は獅子奮迅の働きを見せたものの、衆寡敵せず平氏の大軍に敗れ、頼政は自害、以仁王は討ち死にしてしまった。この戦いで、以仁王に協力した三井寺もまた、平氏の討伐隊によって焼き討ちされた。こうして、以仁王と源頼政による計画は失敗に終わった。しかし、それは、源氏が平氏打倒を志すきっかけとなる出来事であった。
□ 平家物語・巻第四の原文・現代語訳(口語訳・解釈)
厳島御幸 治承四年正月一日…』 : 外部との交流を絶たれた後白河法皇の鳥羽殿における幽閉生活
  二月二十一日…』 : 平清盛の意向による高倉天皇の退位と安徳天皇の践祚
  新院今年は三歳…』 : 幼帝にまつわる和漢の不吉な前例
  同三月上旬に…』 : 比叡山の衆徒の圧力により、高倉上皇の厳島御幸延期
  同十七日、厳島御幸の御門出とて…』 : 厳島御幸に先立ち、高倉上皇、清盛邸を訪問
  同十九日、大宮の大納言降季卿…』 : 高倉上皇、平宗盛のとりなしで後白河法皇と会談
還御 同二十六日、厳島へ御参着…』 : 高倉上皇、厳島御幸
  同二十九日、上皇御舟飾つて…』 : 高倉上皇、厳島から還御
  その後、御前に人々あまた候はせたまひて…』 : 藤原邦綱と内侍の恋
  五日、天晴れ風静かに…』 : 厳島から還御の道中
  同四月二十二日、新帝の御即位あり…』 : 安徳天皇の即位
源氏揃 蔵人衛門権佐定長…』 : 藤原定長、清盛の北の方に安徳天皇即位の報告書を献上
  そのころ、一院第二の皇子…』 : 不遇の皇子、以仁王
  そのころ、近衛河原に候ひける源三位入道頼政…』 : 源頼政、以仁王に平家打倒を促す
  まづ京都には…』 : 平安末期の源氏名鑑
  宮は、「このこといかがあるべからん」…』 : 以仁王、令旨を発する
  そのころの熊野別当湛増は…』 : 新宮の戦い
鼬之沙汰 さる程に法皇は、「遠き国へも流され…』 : 清盛、後白河法皇を鳥羽殿から解放
  かかりけるところに、熊野別当湛増…』 : 清盛、反乱の発生を聞きつけて上京し、以仁王捕縛を下知
信連 宮は、五月十五夜の雲間の月を眺めさせたまひ…』 : 以仁王、高倉の御所を脱出
  長兵衛尉信連は…』 : 長谷部信連、高倉の御所の留守を預かる
  源大夫判官兼綱、出羽判官光長…』 : 源光長、高倉の御所で以仁王を捜索
  庁の下部の中に、金武といふ大力の剛の者…』 : 信連、検非違使の役人を相手に大立ち回り
  入道相国は簾中に居たまへり…』 : 信連、平宗盛の尋問に対し反論
  いくらも並み居たりける平家の侍ども…』 : 信連、清盛により流罪となるも、後に源頼朝の下で復権
宮は、高倉を北へ…』 : 以仁王、三井寺へ避難
  そもそも、源三位入道…』 : 宗盛、源頼政の嫡男、仲綱の馬を召し上げる
  宗盛卿、歌の返事をばしたまはで…』 : 宗盛、召し上げた馬を使って仲綱を愚弄し、遺恨を残す
  これにつけても、天下の人…』 : 平重盛が生前、仲綱に馬を贈った逸話
  同十六日の夜に入つて、源三位入道頼政…』 : 源頼政挙兵
  やうやう日も暮れければ、大将出でられたり…』 : 渡辺競、宗盛を謀って馬を奪う
  三井寺には、折節、競が沙汰ありけり…』 : 競、三井寺で頼政と合流し、奪った馬を仲綱に引き渡す
山門牒状 三井寺には貝鐘鳴らいて…』 : 三井寺、延暦寺に協力を要請
南都牒状 山門の大衆、この状を披見して…』 : 延暦寺、三井寺の協力要請を無視
  また、南都への状に云はく…』 : 三井寺、興福寺に協力を要請
  南都の大衆、この状を披見して…』 : 興福寺、平家の悪行を非難
  勝つに乗るあまり、去年の冬十一月…』 : 興福寺、三井寺の協力要請を受諾し、派兵を確約
永僉議 三井寺にはまた、大衆起こつて僉議す…』 : 三井寺の軍議において、阿闍梨真海、慎重論を提唱
  ここに乗円房の阿闍梨慶秀といふ老僧あり…』 : 阿闍梨慶秀と僧源覚、先制攻撃を主張し、進軍開始
大衆揃 搦手に向かふ老僧ども…』 : 源頼政、三井寺連合軍の陣容
  宮入らせたまひて後は…』 : 連合軍、長時間の軍議に伴う進発の遅延が影響して戦機を失い、退却
  同二十三日の暁…』 : 以仁王、三井寺を出て、興福寺へ向かう
橋合戦 宮は宇治と寺との間にて…』 : 功を焦って自滅する平家の先陣
  橋の両方の詰にうつ立つて…』 : 五智院の但馬、矢を切りまくって、矢切の但馬と呼ばれる
  堂衆の中に、筒井の浄妙明秀は…』 : 浄妙明秀の活躍
  浄妙房が渡るを手本にして…』 : 足利忠綱、大将軍平知盛を説得し、宇治川の渡河作戦開始
  続く人ども…』 : 忠綱の作戦指揮の下、坂東武者の渡河成功
宮御最期 足利、その日の装束には…』 : 足利忠綱の奮戦
  これを見て、大将軍左兵衛督知盛…』 : 平家全軍が宇治川を渡り、平等院突入
  三位入道七十に余つて…』 : 源頼政、自害
  競の滝口をば…』 : 渡辺競の切腹と源覚の三井寺帰還
  飛騨守景家は、古兵者にてありければ…』 : 以仁王、光明山の鳥居前で追撃され討死
若宮出家 平家の人々は、宮並びに三位入道の一族…』 : 平等院の戦いに勝利した平家による首実検
  この宮は、腹々に御子の宮たち…』 : 以仁王の王子たちを捕縛
  前右大将宗盛卿、この宮を見参らせて…』 : 助命された王子、後に東寺の長者、道尊僧正となる
通乗之沙汰 また、奈良にも一所ましましけり…』 : 人相見の成功と失敗
  中ごろ、兼明親王、具平親王と申ししは…』 : 以仁王の臣籍降下
そもそも、源三位入道と申すは…』 : 源頼政の出自と経歴
  この人、一期の高名とおぼえしことは…』 : 怪物退治を命じられた頼政
  日ごろ人の申すに違はず…』 : 頼政、怪物退治に成功し、近衛天皇から剣を下賜される
  去る応保のころほひ…』 : 頼政、鵺を退治し、二条天皇から衣を下賜される
三井寺炎上 日ごろは山門の大衆こそ…』 : 平家の三井寺討伐
  それ三井寺は…』 : 三井寺の起源と荒廃
 
学ぶ・教える.COM > 大学受験 > 古文 > 平家物語 > 巻第四
Copyright (C) 2015 学ぶ・教える.COM All Rights Reserved.