平家物語・巻第五(原文・現代語訳)

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■ 平家物語・巻第五
あらすじ  平清盛は、平家の根拠地の一つ、福原に都を遷すと宣言する。突然の遷都に天下は乱れ、平家に対する人心の離反が加速した。混乱の最中、福原に源頼朝挙兵を告げる早馬が到着した。事の発端は、伊豆に流罪となっていた僧、文覚が、頼朝のもとを訪ね、決起を扇動したことによる。しかし、平治の乱の戦後処理において、清盛の継母、池禅尼に命を救われた頼朝は、その恩義から挙兵を躊躇する。そこで、頼朝の赦免と平家追討の院宣を後白河法皇から賜った文覚は、再度、頼朝に挙兵を促す。ついに、平家打倒の大義名分とともに頼朝は立ち上がった。石橋山の戦いで惨敗したものの、再起を図って関東武士を糾合した頼朝は、富士川において維盛率いる平家の軍勢を撃退した。その時、頼朝は、名実ともに平家打倒の盟主となり、時代は、大きな転換点を迎えることとなった。
□ 平家物語・巻第五の原文・現代語訳(口語訳・解釈)
都遷 治承四年六月三日…』 : 福原遷都
  さる程に法皇を、入道相国やうやう思ひ直つて…』 : 後白河法皇の福原御幸
  都遷りはこれ先蹤なきにあらず…』 : 遷都の歴史
  その後、神功皇后は…』 : 大和を中心に繰り返された遷都
  しかるを桓武天皇延暦三年十月二日…』 : 平安遷都
  旧都は、あはれめでたかりつる都ぞかし…』 : 福原遷都により荒廃する平安京
  同六月九日、新都の事始めあるべしとて…』 : 福原遷都による混乱
月見 六月九日、新都の事始…』 : 徳大寺実定、帰京して近衛河原の大宮を訪問
  待宵の小侍従といふ女房も…』 : 実定の今様並びに待宵の小侍従及び物かはの蔵人の歌
物怪之沙汰 福原へ都を遷されて後…』 : 福原京に現われる物怪
  その外に、一の厩に立てて…』 : 清盛の馬の尾に巣を作る鼠
  また、源中納言雅頼卿のもとに候ひける…』 : 源平の盛衰を予知する青侍の夢
  中にも高野におはしける、宰相入道成頼…』 : 藤原成頼、藤原将軍を暗示する青侍の霊夢を訝しむ
早馬 同九月二日、相模国の住人、大庭三郎景親…』 : 源頼朝の挙兵
朝敵揃 夫れ、我が朝に朝敵の初めを尋ぬれば…』 : 古代の朝敵
  この世にこそ王位も無下に軽けれ…』 : 醍醐天皇と鷺の逸話
咸陽宮 また、先蹤を異国に尋ぬるに…』 : 燕の太子丹、虜囚となっていた秦から解放される
  太子丹、恨みを含んで…』 : 燕の太子丹、荊軻を刺客とする始皇帝暗殺計画を策動
  また、樊於期といふ兵あり…』 : 荊軻、仲間を集める
  さりながら帰るべきにもあらねば…』 : 荊軻、秦の都、咸陽に到着
  荊軻は燕の指図を持ち…』 : 荊軻の謀略が巧を奏し、始皇帝、絶体絶命
  始皇宣はく…』 : 花陽夫人の機転により、始皇帝暗殺計画失敗
文覚荒行 そもそも、かの頼朝と申すは…』 : 文覚、仏道修行の旅に出る
  熊野へ参り、那智籠りせんとしけるが…』 : 文覚、厳冬期に那智の滝に打たれる
  第二日といふに、八人の童子来つて…』 : 文覚、不動明王の助力を得て荒行完遂
勧進帳 後には、高雄といふ山の奥に…』 : 後白河法皇に神護寺修造の寄進を求める文覚
  沙弥文覚敬白す…』 : 神護寺修造の勧進帳を読む文覚
文覚被流 をりふし御前には太政大臣妙音院…』 : 文覚、後白河法皇の御所で大暴れ
  信濃国の住人、安藤武者右宗…』 : 文覚、安藤右宗に捕縛される
  源三位入道の嫡子仲綱の…』 : 文覚、伊豆に流罪
  伊勢国阿野の津より舟に乗つて下りけるが…』 : 文覚、護送中の舟で遭遇した嵐を鎮める
福原院宣 近藤四郎国高といふ者に預けられて…』 : 文覚、源頼朝に平家打倒の挙兵を促す
  そもそも、頼朝勅勘を許りずしては…』 : 文覚に不信感を覚える頼朝
  奈古屋に帰つて弟子どもには…』 : 後白河法皇、文覚の要請に応じ、頼朝に院宣を下す
  兵衛佐、「あつぱれ、この聖の御坊は…』 : 後白河法皇の院宣
富士川 さる程に、福原には…』 : 源頼朝討伐軍の編成
  薩摩守忠度は…』 : 頼朝討伐軍の副将、平忠度と宮原の恋物語
  昔は、朝敵を平らげに…』 : 朝敵討伐の儀式と心得
  同二十二日、新院また安芸国厳島へ御幸なる…』 : 高倉上皇、再び厳島御幸
  蓋し聞く…』 : 高倉上皇の御願文
  さる程に、この人々は九重の都を発つて…』 : 大将軍平維盛と侍大将藤原忠清の作戦会議
  常陸源氏、佐竹太郎が雑色…』 : 忠清、捕縛した源氏の雑色から敵の情報を収集
  また、大将軍権亮少将維盛…』 : 維盛、斎藤実盛から坂東武者の実態を調査
  さる程に、十月二十三日にもなりぬ…』 : 討伐軍、水鳥の羽音を敵襲と誤認し、開戦前に退却
五節之沙汰 平家の方には音もせず…』 : 富士川の戦いに勝利した源頼朝と庶民の嘲りを受ける平家
  同十一月八日、大将軍権亮少将維盛…』 : 敗戦の責任をうやむやにする平家の戦後処理
  昔、将門追討のために…』 : 平将門の乱の論功行賞
  さる程に、入道相国の四男…』 : 五節の起源
都帰 今度の都遷りをば…』 : 福原京から平安京への還都
奈良炎上 都にはまた…』 : 平家に反抗する奈良の寺社勢力
  入道相国かやうのことども伝へ聞きたまひて…』 : 平重衡による奈良征討
  夜戦になつて…』 : 重衡、奈良を焼き討ち、大仏殿等焼失
  興福寺は、淡海公の御願…』 : 奈良の滅亡
  二十九日、頭中将…』 : 奈良の大寺院焼失の影響
 
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