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学ぶ・教える.COM > 小学校 > 算数 > 計算 > かけ算 > 問題5(19×19) > 解答 > 補足説明
 講座・問題集
 
 同じ数のかけ算、たとえば、5×5や11×11などのような場合、それに1をたしたもの、6×6や12×12は、元の答えよりいくつ大きくなるか、そのきそくせいを考えてみましょう。
 ここで、元の数を●として、●×●と(●+1)×(●+1)をくらべます。 
 (●+1)×(●+1)=●×●+●×2+1だから
 (●+1)×(●+1)-●×●=●×2+1 
 つまり、元の数に1をたしたものどうしのかけ算は、元の数を2倍した数に1をたした数だけ大きくなるということです。
 では、先ほどの5×5と11×11でためしてみましょう。
 5×5=25,6×6=36,36-25=11
 5×2+1=11
 11×11=121,12×12=144,144-121=23
 11×2+1=23
 このように、どんな数字を当てはめても、元の数を2倍した数に1をたした数だけ大きくなります。
 5の場合に、それを図であらわしてかくにんすると、
 
 
 
 元のかずよりたてとよこに1れつずつ○がふえて、さらに右下に1つ□がふえます。
 つまり、元の数を2倍した数(○)に1をたした数(□)だけ大きくなることがわかります。
 
 算数を勉強するときに、何かのきそくやかんたんな計算方法を考えてみると、今までとはちがったおもしろさや発見があるかもしれません。
 たとえば、9999×9999という問題があったときに、上のきそくせいを知っているかその場で思いつける人は、
 10000×10000-(9999×2+1)=99980001とかんたんに考えることができます。 
 まともに9を何回もかけて答えるより早く計算できるのは明らかです。
 また、かんたんに早く計算できるということは、計算まちがいをふせぐことにもつながります。
 みなさんもいろいろなことを考え、くふうして勉強してください。
 
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