(解答) |
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一万の位の「い」はくり上がりによる数なので、1 |
「も」は0または1であるが、「い」と「も」は異なる数なので、「も」は0 |
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1+あ=10なので、「あ」=9 |
100の位で、0+と=に、になっているので、10の位からのくり上がりがあると考えられる。 |
これにより、に=と+1 |
10の位で、「う+に=と」になっていることにより、「う」は8または9。 |
ところで、「あ」は9なので、「う」は8 |
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これにより、1の位からのくり上がりがあると考えられるので、9+にの1の位は、「と」 |
「と」は0,1,8,9ではない。 |
2の場合は「こ」が8または9になって不適。 |
3の場合は「こ」が7,8,9のいずれかであるが、7のときは「る」が0となり不適。 |
4の場合は「こ」が6,7,8,9のいずれかであるが、6,7のときは「る」が0,1となり不適。 |
6の場合は「に」が7であり、「こ」は4〜9のいずれかであるが、4,5のときは「る」が0,1となり、6,7は使えないので不適。 |
7の場合は「に」が8となり不適。 |
「と=5」の場合 |
に=5+1=6,こ=7,る=2で全ての条件に適する。 |
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(答え) い=1,も=0,う=8,と=5,あ=9,に=6,こ=7,る=2 |
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(解説) |
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算数の難問は2種類にわけることができます。 |
いくら考えても解けない問題と努力すれば誰でも解ける問題です。 |
覆面算や虫食算の場合、どのような難問でも、基本的な四則計算ができる人であれば必ず解ける問題です。 |
問われているのは、努力や根気であって、特別な才能ではありません。 |
日常の学習で、この手の必ず解ける問題を途中で投げ出してしまう人は、精神的な弱さを克服する必要があります。 |
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一方で、入試には制限時間があるため、時間をかければ必ず解ける問題は、罠のような存在です。 |
試験開始直後にひっかかって時間を浪費しないよう注意しましょう。 |
一見、簡単で必ず解けるように思える問題でも、時間がかかるかもしれないものは後回しにするほうが賢明です。 |
「この問題は、どれぐらい時間がかかるのか?」を知るためにも、努力すれば解ける問題は最後まで解いて解答の所要時間を把握しましょう。 |
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ちなみに、いくら考えても解けそうにない問題は、あまり考えすぎずに早めに解答を見ましょう。 |
その場合は、問題のレベルが学力を上回っているのが原因であり、解答を見て解法を理解する必要があります。 |
学習時間を浪費しないことも受験勉強のコツです。 |
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