(1) |
7×12÷2 |
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単純な計算問題ですが、中学受験をする方は、 |
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7×12÷2=84÷2=42 |
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と考えてはいけません。 |
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先に、12÷2の部分を計算してから答えを出しましょう。 |
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つまり、 |
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7×12÷2=7×6=42 |
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ここでは計算過程の式を書きましたが、実際には、この程度の問題は暗算で答えましょう。 |
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計算の過程で出てくる数をなるべく小さくすれば、解答時間を短縮し、計算間違いを減らすことができます。 |
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基本問題1の考え方は、三角形の面積を求める場合によく使う方法なので、確実に習得しましょう。 |
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(答え) 42 |
(2) |
11×18÷2 |
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11×18÷2=11×9=99 |
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(答え) 99 |
(3) |
16×9÷2 |
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2で割る数は、もちろん9ではなく16です。 |
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かならずしも最適な被除数(割られる数)が、除数(割る数)の直前にあるとは限りません。 |
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16×9÷2=8×9=72 |
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(答え) 72 |
(4) |
12×15÷2 |
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12×15÷2=6×15=90 |
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(答え) 90 |
(5) |
44×30÷2 |
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44も30も2の倍数ですが、どちらを先に割ってもよいわけではありません。 |
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この問題の場合は、後の計算が楽になる44を先に割りましょう。 |
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44×30÷2=22×30=660 |
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仮に、30を先に割ると、 |
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44×30÷2=44×15となり、22×30より難しい計算になります。 |
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これでは、44×30÷2=1320÷2と考えた場合と比較して、それほど簡単な計算になったとは言えません。 |
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(答え) 660 |
(6) |
24×12÷2 |
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24×12÷2=24×6=144 |
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24×12÷2=12×12=144 |
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この問題の場合、24と12のどちらを先に割るかは、好みや得意不得意の問題です。 |
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先に12を割れば、2けた×1けたの計算になりますし、先に24を割れば、12×12という累乗の計算になります。 |
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なお、中学受験をする方は、20までの2乗は必ずおぼえるようにしましょう。 |
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11×11=121,12×12=144,13×13=169,14×14=196,15×15=225 |
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16×16=256,17×17=289,18×18=324,19×19=361,20×20=400 |
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こうした知識があれば、計算は格段に速くなります。 |
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この問題のような場合には、見た瞬間に答えが出るので、式の左から順番どおり筆算で計算した人と比べて、時間的に有利な状況を作れます。 |
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また、100までの2乗は、答えをおぼえるか瞬間的に計算できるようなりましょう。 |
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100までの2乗をおぼえるというと、大変なように思うかもしれませんが、全部で100個です。 |
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九九が81個であることと比べて、それほど多くはないでしょう。 |
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計算で求める方法については基本問題10の解答でくわしく解説します。 |
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(答え) 144 |