(解答) |
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積の1の位が9になる1桁どうしのかけ算は、1×9,3×3,7×7,9×1の4とおり |
積の1の位が1になる1桁どうしのかけ算は、1×1,3×7,7×3,9×9の4とおりだから、 |
@ 3行目の数の1の位が9だから、被乗数(1行目の数)の1の位を1とすると、乗数(2行目の数)の1の位は9 |
4行目の数の1の位が1で被乗数の1の位が1だから、乗数の10の位は1 |
3行目の数が2桁で乗数の1の位が9ということは、被乗数の10の位は1 (被乗数の10の位が2以上の場合、3行目は3桁になる) |
これらにより、問題は、11×19であり、残りの□は、通常のかけ算によって求めることができる。 |
A 被乗数の1の位を3とすると、乗数の1の位は3 |
4行目の1の位が1となるためには乗数の10の位が7でなければならず、答えが299以下とはならないため不適。 |
B 被乗数の1の位を7とすると、乗数の1の位は7 |
4行目の1の位が1となるためには乗数の10の位が3でなければならず、答えが299以下とはならないため不適。 |
C 被乗数の1の位を9とすると、乗数の1の位は1 |
4行目の1の位が1となるためには乗数の10の位が9でなければならず、答えが299以下とはならないため不適。 |
以上から条件に適するのは@の場合のみ。 |
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(注意) |
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19×11は3行目の1の位が9になるため間違いです。 |
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(解説) |
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練習問題3の解説では、乗数または被乗数が1,3,7,9の場合について解説しましたが、今回は、積の1の位が1,3,7,9の場合について解説します。 |
九九で、積の1の位が、 |
1 … 1×1,3×7,7×3,9×9 |
3 … 1×3,3×1,7×9,9×7 |
7 … 1×7,3×9,7×1,9×3 |
9 … 1×9,3×3,7×7,9×1 |
以上のように、いずれも4とおりのみです。 |
なぜなら、積が奇数になるということは、乗数・被乗数ともに奇数でなければならないからです。 |
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同じ奇数でも、5の場合は9とおりあります。 |
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一方、積の1の位が偶数の場合、 |
0 … 8とおり |
2 … 12とおり |
4 … 12とおり |
6 … 12とおり |
8 … 12とおり |
このように、積の1の位が偶数となるものは奇数と比べて非常に多く、かけ算の虫食い算で数を特定する際には困難が予想されます。 |
なるべく奇数に注目して考えましょう。 |
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