| (解答) |
| |
| 図を書く |
 |
| 速さの比と時間の比は、逆比であるから、 |
| 160:125=□:0.4 |
| □=160×0.4÷125=0.512(秒) |
(答え) 0.512秒 |
| |
| (解説) |
| |
| 速さの比と時間の比は、「逆比」になります。 |
| 速さが速ければ速いほど(数値が大きければ大きいほど)、時間は短く(数値は小さく)なり、速さが遅ければ遅いほど(数値が小さければ小さいほど)、時間は長く(数値は大きく)なるというのは、日常生活においても実感できることです。 |
| 「逆比」は、速さの問題では、しばしば使われますので、必ず記憶して、使えるようになってください。 |
| |
| 野球のピッチャーズプレートから、ホームベースまでは、18.44mです。 |
| 時速160kmの球を投げた場合、単純計算では、18.44÷160×3600÷1000=0.4149(秒)で届くことになりますが、実際は違います。 |
| なぜなら、ピッチャーの体格やピッチングフォーム、風や温度、湿度、球場の標高、ピッチャーズマウンドの形状、ボールの回転数等々、関連する項目は多く、ピッチャーが投げてからホームベースに届くまでの時間は、同じ160km/hの球でも異なります。 |
| 専門的には、ピッチャーズプレートからリリースポイントまでの距離をエクステンションと言いますが、この数値が大きいピッチャーほど、ホームベースに近づいて投げている、すなわち、ボールの移動距離が短くすむので、同じ球速でもホームベースまでの到達時間は短くなります。 |
| 中には、エクステンションの数値が大きく、2mを超える投手もいます。 |
| 一方、問題では、球速を一定としていますが、実際には、空気抵抗等の影響によって、球速は球種によって異なりますが、約10%減速します。 |
| こうした数値も含めて、MLBでは、2015年から全球場にスタットキャストという装置を取り付け、全ての試合の全プレーを統計的に分析しています。 |
| 各試合の統計は、翌日には「baseballsavant」というサイトで確認することができます。 |
| 興味のある方は、野球と数学と英語の勉強に役立つので、ご覧ください。 |
| |
| ← 問題に戻る 次の問題 → |
| |