(参考) |
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(1)の問題で、最初に出発する列車のことを“先発”と表記しました。 |
ここで、もし問題が、「つぎの列車が出発するのは何分後ですか」であった場合、あなたは何と答えますか? |
無意識のうちに、その時点を基準に考えて、“つぎ”なのだから、(1)と同じ答えになる方も多いことでしょう。 |
ところが、一部の交通機関(主に関東の私鉄)では、“つぎ”は、“こんど”の“つぎ”で次発を意味し、(1)の問題でいえば、12時50分発となります。 |
こうした交通機関では、“先発・次発(後発)・次々発”が、“こんど・つぎ・そのつぎ”と表されています。 |
ちなみに、次々々発は、“そのあと”です。 |
これらは、個々の言葉が意味する順番(ローカルルール)を知っていることが前提であるため、初見の人には理解しがたい案内方法です。 |
もっとも、関西方式の“先発・次発”も言語的に問題がないわけではないのですが(先発の対義語は後発)、順番を表すという点に限っては混乱の少ない案内方法です。 |
そのため、“先発・次発(後発)・次々発”方式の交通機関が次第に増えてきました。 |
とはいえ、“こんど・つぎ・そのつぎ”がなくなったわけではないので、東京などに他地域の方が行かれる際は、列車の順番を間違えないようご注意ください。 |
受験で行ったことがない地域に行く場合は、このような思いがけない落とし穴もあるのでとくに要注意です。 |
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