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学ぶ・教える.COM > 中学受験 > 算数 > グラフ > 練習問題23 > 解答
 講座・問題集
 
(解答)
 
 
 
(1) 12時10分にA町に着いた場合、先発は破線の列車で発車は12時30分。
  12時30分-12時10分=20分間
  (答え) 20分後
(2) 実線の列車が発車した後、破線の列車が発車するまでの時間が待ち時間としては最長になるので、40分間
  (答え) 40分間
(3) 12時から14時の間で列車がすれちがうのは、実線と破線が交差する赤丸の部分なので、その回数は、4回
  (答え) 4回
 
(参考)
 
 (1)の問題で、最初に出発する列車のことを“先発”と表記しました。
 ここで、もし問題が、「つぎの列車が出発するのは何分後ですか」であった場合、あなたは何と答えますか?
 無意識のうちに、その時点を基準に考えて、“つぎ”なのだから、(1)と同じ答えになる方も多いことでしょう。
 ところが、一部の交通機関(主に関東の私鉄)では、“つぎ”は、“こんど”の“つぎ”で次発を意味し、(1)の問題でいえば、12時50分発となります。
 こうした交通機関では、“先発・次発(後発)・次々発”が、“こんど・つぎ・そのつぎ”と表されています。
 ちなみに、次々々発は、“そのあと”です。
 これらは、個々の言葉が意味する順番(ローカルルール)を知っていることが前提であるため、初見の人には理解しがたい案内方法です。
 もっとも、関西方式の“先発・次発”も言語的に問題がないわけではないのですが(先発の対義語は後発)、順番を表すという点に限っては混乱の少ない案内方法です。
 そのため、“先発・次発(後発)・次々発”方式の交通機関が次第に増えてきました。
 とはいえ、“こんど・つぎ・そのつぎ”がなくなったわけではないので、東京などに他地域の方が行かれる際は、列車の順番を間違えないようご注意ください。
 受験で行ったことがない地域に行く場合は、このような思いがけない落とし穴もあるのでとくに要注意です。
 
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