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学ぶ・教える.COM > 中学受験 > 算数 > つるかめ算 > 基本問題3 > 解答
 講座・問題集
 
(解答)
 全てソフトクリームと仮定すると、
 198円×18個=3564円  (参考:198円は200円-2円だから、200円×18個-2円×18個=3564円←これなら暗算でも可能)
 実際に払った代金は、2724円だから、差額は、
 3564円-2724円=840円
 ソフトクリームとかき氷の1個当たりの値段の差は、
 198円-78円=120円
 よって、かき氷の個数は、
 840円÷120円=7個
 ソフトクリームの個数は、
 18個-7個=11個
(答) かき氷 7個 ソフトクリーム 11個
 
【解説】
 
 この問題は、なぜ全体を大きいほう、すなわち、ソフトクリームと仮定したのか考えてください。
 一見、小さいほう、すなわち、かき氷と仮定したほうが簡単なように思えます。
 なぜなら、78円×18個なら2けた×2けたであり、198円×18個という3けた×2けたよりも計算が早くできそうな気がするからです。
 しかし、実際には、解答の参考で示したように198円×18個のほうが簡単なのです。
 78円×18個の場合も、80円×18個-2円×18個として計算する方法はありますが、暗算したときに198円×18個より間違う確率は少し高いはずです。
 その後、以下のように解答を進めると、
 2724円-1404円=1320円 … 実際との差額
 1320÷(198円-78円)=1320円÷120円=11個
 1320円÷120円を暗算で求めるのも、840円÷120円よりは難しいと思います。
 この問題でソフトクリームを選んだ人とかき氷を選んだ人とを比較すれば、解答時間で数秒、正解率で数%の差がつくでしょう。
 1問だけならば、大した差ではないかもしれませんが、10問、15問と少しの差が積み重なると、合否を分ける差につながります。
 受験は解答時間と正解率に関する勝負です。
 正解率が高くても多くの解答時間がかかれば解答数が減って、解答数×正解率=得点が伸びません。
 「早く」「正確に」を両立させて解答することを常々心がけましょう。
 そのため、この問題のように、解答方法を選ぶことができる場合は、はなるべく計算が楽なほうを選びましょう。
 
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