小倉百人一首 - 天智天皇

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1 天智天皇
秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ
現代語訳  
秋の田の傍にある仮小屋の屋根を葺いた苫の目が粗いので、私の衣の袖は露に濡れてゆくばかりだ。
作者  
天智天皇 (てんじてんのう)
626〜671 称制661〜667 在位668〜671 第38代天皇。中臣鎌足とともに蘇我氏を滅ぼし(乙巳の変)、大化の改新を断行。近江大津宮に遷都の後、即位。庚午年籍を作成し、近江令を制定した。現在、天智天皇を祭る近江神宮では、かるた祭や各種のかるた大会が行われている。
文法と語句
かりほ ― 仮庵。収穫のために建てた仮小屋。「刈り穂」との掛詞とする説もある。
苫をあらみ ― 「AをBみ」で原因・理由を表す。「AがBなので」の意。Aは名詞、Bは形容詞の語幹。「苫の目が粗いので」の意。
わが衣手 ― 「が」は、所有格の格助詞「〜の」の意。「衣手」は、袖。
ぬれつつ ― 「つつ」は、反復・継続を表す接続助詞。
実際の作者は、天智天皇ではないというのが定説。万葉集の詠み人知らずの歌が変遷して御製となったもの。天智天皇と農民の姿を重ね合わせることで、庶民の痛み・苦しみを理解する天皇像を描き出している。大化の改新以降の社会の基盤を構築した偉大な天皇である天智天皇の御製が、百人一首の第一首とされた。
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