小倉百人一首 - 猿丸大夫

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5 猿丸大夫
奥山に 紅葉踏みわけ 鳴く鹿の 声きく時ぞ 秋は悲しき
現代語訳  
奥山で紅葉を踏み分けて鳴いている鹿の声を聞く時こそ、秋の悲しさを感じるものだ。
作者  
猿丸大夫 (さるまるだゆう)
生没年不詳。8世紀後半から9世紀前半頃の歌人と推定されるも詳細は不明。三十六歌仙の一人。古今集の真名序にその名が記されている。
文法と語句
奥山 ― 人里離れた山。深山ともいう。人里に近い山を意味する外山・端山の対義語。
紅葉踏みわけ ― 主語は鹿。人とする説もある。
鳴く鹿の ― 秋に雄鹿が雌鹿に求愛して鳴く。
声きく時ぞ秋は悲しき ― 「ぞ」と「悲しき」は、係り結び。「ぞ」は強意の係助詞。「悲しき」は、形容詞の連体形。
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