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かりほ ― 仮庵。収穫のために建てた仮小屋。「刈り穂」との掛詞とする説もある。 |
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苫をあらみ ― 「AをBみ」で原因・理由を表す。「AがBなので」の意。Aは名詞、Bは形容詞の語幹。「苫の目が粗いので」の意。 |
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わが衣手 ― 「が」は、所有格の格助詞「〜の」の意。「衣手」は、袖。 |
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ぬれつつ ― 「つつ」は、反復・継続を表す接続助詞。 |
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実際の作者は、天智天皇ではないというのが定説。万葉集の詠み人知らずの歌が変遷して御製となったもの。天智天皇と農民の姿を重ね合わせることで、庶民の痛み・苦しみを理解する天皇像を描き出している。大化の改新以降の社会の基盤を構築した偉大な天皇である天智天皇の御製が、百人一首の第一首とされた。 |